荏田猿田公園

横浜市青葉区荏田西二丁目。
都筑郡の中心施設「郡家」である長者原遺跡の跡地。猿田は『新編武藏風土記稿』にも記載のある小字に由来する。

長者原の読みは書籍に拠って「ちょうじゃはら」と「ちょうじゃっぱら」となっているものがあり、どちらかは判らない。
現在は一部が荏田猿田公園になっており、遺跡と判るものは看板を除いて存在しない。

長者原遺跡は東名高速道路により東西に分断されており、荏田猿田公園は東側にあたる。『緑区史通史編』（緑区史編集委員会）に拠れば、７世紀末～８世紀初頭の建物跡が発見され、東側には政務を司った庁舎、西側には倉庫と考えられる建物群が検出されたという。