大聖院(景谷山東觀寺)

港北区箕輪町三丁目。
天台宗

大聖院

開基について。

字根方にあり。
天台宗駒林村金蔵寺末景谷山東觀寺と號す。
開山は什吽と云 元越前の人なりしが、文永元(1264)年當所に來り。此寺を開基し住職する事二十年にして退院せり。
其後 元應二(1320)年正月二日示寂すと云、什吽 退院せしより久しく廢寺の如くなりしを、永享(1429)元年三月 忠含と云僧 興復せりと、此等の事 粗 寺傳に見ゆれども古き世の事なれば其詳なることは傳はらず。
此功あるにより忠含を中興開山とす、同十二(1440)年六月十一日示寂すと云。

新編武藏風土記稿』卷之六十六 橘樹郡之九


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