鵜の目山清林寺

横浜市都筑区大棚町。
浄土宗。

入口の碑は「鵜の目山」となっているが、『新編武藏風土記稿』は「鵜目山」としている。

鵜目山清林寺

開基について。

荏原郡奥澤新田村(九品仏)淨眞寺の末。
開山 淸閑、元祿五(1692)年に開基。
新編武藏風土記稿』卷之八十七 都筑郡之七

 寺伝によれば、九品仏浄真寺の開山 珂碩上人が元禄年中(1688~1704)創建したものと伝えている。

『港北の遺跡をたずねて』p.64

 2021年2月21日追記

横浜市歴史博物館の特別展「横浜の仏像」展にて、当寺の菩薩立像(伝聖観音菩薩像、横浜市指定有形文化財)の展示あり。

www.rekihaku.city.yokohama.jp

長窪山正覺寺

横浜市都筑区茅ヶ崎東三丁目。
天台宗
Webサイトに拠ると読みは「しょうがくじ」らしい。

www11.plala.or.jp

正覚寺

 山門近くに井戸があり、第二次大戦末期に学童疎開に当寺が使用されたことが書かれている。子安小学校から34人を受け入れていたとのこと。

 開基について。

駒林村金藏寺の末寺。
開山等の事跡詳ならず。
新編武藏風土記稿』卷之八十五 都筑郡之五

文禄二年(1593年)僧快栄上人の開基

上記Webサイトより。

  上記『風土記稿』に拠れば、寺宝として天正十八(1590)年の豊臣秀吉による小田原攻めの際の制札が残されているという(『図説 都筑の歴史』に写真あり)。